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ヒブ(Hib)ワクチンについて

「完全予約制」にて受け付けております。
必ず事前に予約をお取りください。

平成23年2月1日からとうとう岡崎市でも、ヒブ・小児用肺炎球菌・子宮頸がんの3つのワクチン接種の公費助成が開始しました。

ヘモフィルス・インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)b型という細菌の略称です。
(冬に流行るインフルエンザとは関係がありません)子供は周囲の人のせきやくしゃみの飛沫から感染し、咽頭に常駐します。
それが時に、上気道炎、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、肺炎、化膿性髄膜炎、急性喉頭蓋炎をおこします。
日本では毎年5歳未満の約1,000が細菌による化膿性髄膜炎にかかります。
うち60%(約600人)はヒブ(Hib)菌、20%は肺炎球菌が原因です。
ヒブ(Hib)菌による髄膜炎患者の5%近くが死亡(約30人)、20%に知能障害や聴力障害、てんかんなど様々な後遺症(100人以上)が残ると言われています。
また、日本でインフルエンザ菌が原因で骨髄炎となる割合が年々高まっているのは、インフルエンザ菌の抗生剤への耐性化が進んでいることを表しています。

髄膜炎の初期症状は発熱、嘔吐で、風邪や急性胃腸炎によるものなのか、症状から原因を見抜くのはベテランの小児科医でも難しいものです。
ヒブ(Hib)菌による髄膜炎は発熱後、急激に高温になり数時間で一気に悪化する怖さと、薬が効きにくいという現状から、ワクチン接種に寄せる期待が高まっています。

ヒブ(Hib)ワクチン接種で、急性喉頭蓋炎を防ぐ効果も有ります。のどの奥にある喉頭蓋は、食べ物を飲み込む際は気道に入らないように蓋となり、息をする時には空気の出入りをさえぎらないようになっています。
ところが、急性喉頭蓋炎を引き起こすと喉頭蓋が丸まった様にむくみ、気道がふさがれ、窒息してしまう事があります。

ヒブ(Hib)菌による感染症を未然に防ぐヒブ(Hib)ワクチンは、1998年に世界保健機関(WHO)が、乳児への定期予防接種を推奨する声明を発表してから10年余、既に120以上の国や地域で定期予防接種が行われています。
日本ではヒブ(Hib)ワクチンの認可が遅れ、2008年12月に任意接種(有料)が一般的に可能となりました。

生後2ヶ月~
7ヶ月未満
4~8週間間隔で3回接種の後、
追加免疫として3回目の接種から
約1年後に1回の計4回接種
生後7ヶ月~
1歳未満
接種開始する場合は、4~8週間間隔で
2回接種の後、追加免疫として2回目の
接種から約1年後に1回の計3回接種

上記のように予防接種を行うと、100%抗体が作られ、高い予防効果が認められます。(ヒブ(Hib)菌への抵抗力は3歳以降急速に上昇します。)

副反応は通常は一時的で、数日のうちに消失します。多いのは注射部の赤みやはれです。
また、大規模に実施されている海外からのデータから、重大な副反応として、きわめてまれにショック、アナフィラキシー様症状(じんましん、呼吸困難など)、けいれん(熱性けいれんを含む)、血小板減少性紫斑病が現れることがあります。
これら発生率は、ほかのワクチンに比べて高いわけではありません。
1987年より接種が強力に進められたアメリカでは、94年には髄膜炎の発症率が100分の1に激減、ほとんどヒブ(Hib)菌による感染症が無くなっています。
今や、東アジアで接種が行われていないのは、ごく少数となっています。

ヒブ(Hib)ワクチンについて

【注意】
現在発売されている高齢者の肺炎球菌ワクチン・ニューモバックスは、
この小児用肺炎球菌ワクチン・プレベナーとはちがうものです。
くわしくは成人用肺炎球菌ワクチン・ニューモバックスを参照ください。

※2013年11月1日から小児用肺炎球菌ワクチンが7価(7種類の肺炎球菌に予防効果がある)から13価(13種類の肺炎球菌に効果がある)に変更されました。

肺炎球菌は、多くの子どもの鼻やのどにいる身近な菌です。
いつもは菌がいない所に入り込んで様々な病気をひきおこします。
大人では肺炎になることが多いのですが、子どもの特に2歳以下では、
脳をつつむ膜にこの菌がつく細菌性膜炎が多くみられます。

細菌性髄膜炎 脳や脊髄を覆っている髄膜に菌が侵入して炎症を起こします。
日本では、毎年約200人の子どもが肺炎球菌による髄膜炎にかかり、
うち1/3くらいが、命を奪われたり重い障害が残ったりしています。

※細菌性髄膜炎を起こすような場合でも早期診断は難しく、
 その後にけいれんや意識障害が始まってきます。
 診断がついても、抵菌薬が効かない耐性菌が多く、治療は困難です。
 ヒブ髄膜炎に比べて、死亡と後遺症の比率が少し高くなります。
 亡くなる方が10%前後、後遺症率は30~40%くらいです。
菌血症 血液の中に菌が入り込むこと。
放っておくと、血液中の菌がいろいろな臓器にうつり、
髄膜炎など重い病気を引き起こす心配があります。
肺 炎 肺炎球菌という名の通り、肺炎の原因になります。
症状が重く、入院が必要になることもあります。
中耳炎 カゼなどで抵抗力が落ちた時に、耳の奥に感染し炎症を起こします。
肺炎球菌が原因の中耳炎は、何度も繰り返し治りにくいことがあります。

肺炎球菌による髄膜炎は約半数が0歳代でかかり、それ以降は年齢とともに
少なくなりますが、
5歳くらいまでは危険年齢です(5歳を過ぎての発症もあります)。
2ヶ月くらいになったら早く接種しましょう。
なお、医師が必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種ができます。

接種回数は、肺炎球菌ワクチンを
はじめて接種する月齢によって異
なります。

生後 2ヶ月で ・ヒブワクチン 1回目と
・肺炎球菌ワクチン 1回目を同時接種
生後 3ヶ月で ・ヒブワクチン 2回目
・肺炎球菌ワクチン 2回目を同時接種
・三種混合ワクチン 1回目
生後 4ヶ月で ・ヒブワクチン 3回目
・肺炎球菌ワクチン 3回目を同時接種

※ただし、海外とちがい日本では「同時接種」はなじみがなく、抵抗が
 ある方も多くみえます。
 その場合、あえて同時接種はせずに、一本を7日後(以降)に接種し
 たり、2本同時接種ののち、7日後(以降)に3本目を接種したりと
 いう方法も行っています。
 「2本同時接種」「3本同時接種」については当院にご相談ください。

一般的には、「ワクチンを接種したあとに、発熱や接種部分の腫れなどの副反応が起こる頻度は、ほかのワクチンと同程度です。」と言われていますが、実際に当院で多くのお子さんに接種していますと、接種した部分の腫れや痛みは他のワクチンよりも多くみられています。
小児用肺炎球菌ワクチン・プレベナーも子宮頸がんワクチン・サーバリックスも、ワクチンの効果を高めるために「アジュバント」という補助薬が含まれているため、従来の他のワクチンと比べると、接種後の局所の腫れ、しこり、痛みが出現しやすくなっています。
「接種部位が腫れやすい」ことは覚えておいて下さい。
そうはいっても、あくまでも局所のことであり、全体的にみた安全性はすでに世界の100か国以上で、認められています。

2000年から定期接種にしているアメリカでは、ワクチンで予防できる肺炎球菌による重い感染症が98%減りました。
現在、世界の約100か国で接種され、うち43か国では定期接種されています。
このワクチンを接種することで、細菌性髄膜炎や菌血症を激減することが多くの国から報告されています。
また子どもでの保菌が減り、うつる機会が減っていくことで、高齢者の肺炎球菌感染症も減ったという報告もあります。

ヒブ(Hib)ワクチンについて

平成24年11月1日から3種混合ワクチンに
不活化ポリオワクチンを加えた4種混合ワクチンの接種が始まりました。
(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオワクチン)。

平成24年8月以降
生まれの方
接種時期近くに4種混合ワクチンの接種券が送付されますので早めに接種を受けて下さい。
平成24年7月以前
生まれの方
3種混合ワクチン・不活化ポリオワクチン及び生ポリオワクチンのいずれか1回以上接種している方は、原則として同一種類のワクチンを継続して接種してください。
ただし3種混合・不活化ポリオワクチン及び生ポリオワクチンを一度も接種していない方は保健所へお問い合わせください。

ヒブ(Hib)ワクチンについて

※平成25年6月14日子宮頸がん予防ワクチン接種後の
 有害事象としてみられた慢性疼痛などの病状と接種との因果関係
 から、接種の積極的な呼びかけを一時中止すると決定しました。

子宮頸がんの99%はヒト・パピローマ・ウイルス(以下HPV)の感染が原因であることが分かっています。
5、6年前から100カ国を超える国で予防ワクチンが承認され、先進30カ国では公費による接種が広がっており、世界中の女性にワクチンが提供できるのは素晴らしいことです。
各国の推奨年齢と公費助成

子宮頸部(子宮の入口にできるがんです。初期の段階では自覚症状がほとんどないため、しばしば発見が遅れてしまいます。
がんが進行すると不正出血や性交時の出血などがみられます。

若い世代に多く、20~30代で急増しています。
全世代では乳がんの次に多いがんですが、20~30代のがんの中ではもっとも多く、日本では年間約15,000人の女性が発症していると報告されています。

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年間1万5千人の女性が子宮頸がんにり患し、3500人が亡くなっています。
日本でも80年代に自治体での公費検診が努力されてきました。
妊娠し婦人科にかかった際に検診を受ける女性が多かったのです。
20代前半から子どもを産んでいた時代にはそれでもよかったのですが、
今では子どもを産む年代が遅くなり、産まない人も増えています。
一方で、高校3年生で4、5割、大学生で8割、9割が性行為を経験など性行動が早くなっています。
本来は性行動の開始から数年以内に検診を受けなくてはいけないのに、婦人科へ行くのは35歳を過ぎてからなど、検診が必要な年代と検診を受ける年代に解離がおきているのです。
子宮頸がんは初期症状がなく、自覚症状によりがんに気づいたときは、かなり進行しています。命が助かったとしても、子どもを産めなくなったり、排尿がうまくできなくなるなど不自由な後遺障害が残ります。
お金もかかりますし、精神的苦痛も大きいのです。
でももし進行がんになる前に、1、2年早く発見できれば、局所を取り除く簡単な手術だけでほぼ100%治るわけです。
性行動を開始すれば、だれもがHPVに感染し、がんになる可能性がある、若い女性がそうした事実を知らされず、検診すら受けていない現状は、社会の責任かもしれません。
ワクチンは将来、感染してくるウイルスを免疫の力によってブロックする感染予防が目的で、感染してしまったウイルスに対して働きません。
ですから、感染する前、つまり性行動が始まる前に接種する方が効果的で、日本産婦人科学会などの専門家会議は11~14歳での公費接種を推奨していますし、WHO(世界保健機関)は9~13歳の接種を推奨しています。
ただ、日本で発売されている「サーバリックス」の適応年齢は10歳以上、上限なしです。
リスクの7割削減まではいかなくても、20、30代で5、6割、40代でも4、5割削減という効果が期待できます。
これからの人生、新しいHPVの感染があるかもしれないと思う人は、何歳でも打っておいたほうがよいでしょう。


発がん性HPVに感染しても90%以上は体内から自然に削除されるため、一過性です。
排除されなかった一部のウイルスの感染が長期間続くと子宮頚部の細胞が以上な形態を示すようになり、がん化するといわれています。
しかし、HPVは一度排除されても感度でも感染するため、定期的に検診を受けるなどして早期発見に努めることが大切です。

サーバリックスを接種した後に、注射した部分が腫れたり痛むことがあります。
このような痛みや腫れは、体内でウィルス感染に対して防御する仕組みが働くために起こりますが、通常は数日間程度で治ります。気になる症状があればご相談ください。
20、30代で5、6割、40代でも4、5割削減という効果が期待できます。これからの人生、新しいHPVの感染があるかもしれないと思う人は、何歳でも打っておいたほうがよいでしょう。

この子宮頸がんワクチン・サーバリックスもワクチンの効果を上げるために「アジュバント」を含んでいますので、接種後の腫れ、痛み、しこりが出やすくなっています。接種後にあまりもまない方がいいといわれています。